怒らない子育ては〇〇するだけでいい
怒らない子育て、
これを忠実にできる人って少ないかもしれません。
私も上の子供が小さいときにはよく怒っていました。
でも、夫さんから、
「あなたのは子供を叱っているのではなくて、怒っている」と言われました。
今でも鮮明にこの言葉を覚えています。
怒るという行為は、自分が感情的になってしまい、腹を立てている状態ですね。
でも
叱るというのは、相手に対してよりよくするために注意やアドバイスを感情的にならずに、あえて声を荒げたり、語気を強めたりして相手に伝えること。
子供を怒り続けるとどうなるか、
子供が委縮し、おびえてしまう、
自発的に何もできなくなってしまう。
子供に怒りをぶつけても、
なんで怒られているのかがわからず、親を信用しなくなってしまう、
などの影響が考えられます。
そして私は夫さんに言われたことで
怒ると叱るの違いに気づかされたことを思い出します。
しかし、なかなか、子供を叱るということは難しいことです。
実は今、
子供の叱り方を考えるより、
親自身の怒りのコントロールを抑えることを考えていくことが
今、話題になっています。
その名も
アンガーマネジメント。
要は
怒ることをコントロールする方法ということですね。
職場で上司が部下に対して、
親が子供に対して、
妻がに対して、
夫が妻に対して…。
怒りは様々なシチュエーションが考えられますが、
怒りが与える影響はそれほどいいものではないのです。
怒ることは
その時の感情で、
言ってはいけないことをいう、
手が出てしまう、
それで、その人自身の人生が台無しになってしまうことがあるから、
だから、怒りを抑える必要があるんですね。
そして、今回は子育てを中心に
感情コントロールができるように記していきます。
親が子供に
怒りをぶつけずに、
親自身のコントロールができるように、
怒りをコントロールする方法について。
丁度、
「怒りを抑えられる人と怒りを抑えられない人の差」
というテレビのコーナーで取り上げられていたので、
その備忘録としても書いておきます。
まず、
怒りを抑えられる人はどのように、怒りを発散させているのか?
それは、人それぞれ、独自の方法があるのです。
対処法の例を見ていきましょう。
効果的な対処法
その場ですぐにできる方法は
・笑って済ます
・トイレに行く
・深呼吸する
・アキレス腱をのばす
・つばを飲んで10秒数える
この5つに共通することは
時間を置くということ。
じつは、
6秒おくことが大事。
6秒の意味とは・・・???
怒ったときの脳の偏桃体が活動する。
↓
怒りの元となるノルアドレナリンなどの興奮物質を出す。
↓
この興奮物質を抑える働きをする前頭葉がすごく働いて、偏桃体を抑えようとし、怒らないように我慢しようとする。
↓
これが約6秒くらいかかって偏桃体を抑えることができる。
↓
この6秒経ったときには感情的ではなく、理論的になる。
おすすめの方法は…。
咳き込む(深呼吸)+後ろを向いて、時間稼ぎ
なんですって。
ま、子供が何か危険な目になっているときなどは
すぐに対応しないといけないでしょうが、
対応するだけで、
すぐに怒りをぶつけるのではなく、
深呼吸をして、
(咳き込んで??)
子供になぜ、危険だったのかを説明するように伝えられたらいいですね。
6秒という時間は、短いようで長いので、感情を抑える方法をそれぞれ工夫してみてもいいですね。
もう一つ。
日常の習慣で行う方法
・赤ちゃんの動画を見る
・おばあちゃんを思い浮かべる
・怒ったことを日記に書く
これはどういう効果があるのでしょうか?
↓
日常的にあまり怒らない体質、怒らない脳になっていくことができる。
赤ちゃんの動画を見る、おばあちゃんを思い浮かべるというのはとてもいいんですね。最近の研究で幸せホルモンが出ることがよくわかってきました。
赤ちゃんやペットなど、自分にとっていとおしいと存在するとふれあうことでオキシトシンという幸せホルモンが分泌される
これを見ると、幸せホルモンが促すと考えられている。
↓
幸せホルモンが脳の中に沢山あると、怒りのハードルが上がる
怒りのハードルが下がっているとちょっとしたことで怒ってしまう。
怒りのハードルを上げていると結構我慢できる。
↓
つまり、幸せホルモンを分泌させることが大事!
また、もう一つ。
また、怒ったことを日記に書くということは、
怒りの原因を書くことで怒った自分を客観的にみることができる。
↓
次に同じようなことがあったときにそれを思い出して、
怒りのブレーキをかける効果がある。
つまり
怒りの感情を抑えるためには、
「日ごろから怒りを抑えるハードルを高めておく訓練をして、
怒りまでの6秒間という時間を空けられるようにすればいい」
ということですね。
何とか、怒りを出さず、
子どもに怒らず、
愛情をもって、のびのびと子供を育てていけるよう、
日ごろから心にとめておきたいと常々思います。