帝王切開の方必見!!!高額療養費についてまとめてみた

以前、出産費用についての記事を書きました。

そのときの記事はこちらです↓

 

この時にも書きましたが、

出産費用については自費となるため

医療機関ごとに金額が違います。

 

出産育児一時金は現在は42万円のため、

この金額以上の費用がかかる場合は手出しがあります。

 

今回は、高額療養費制度について記述していきたいと思います。

 

最近は、保険の見直し記事やら

人間ドックと特定健診についての記事など

少し

不安要素のあるところを

固めていく話が多いです。

 

やはり、いま話題となっているフリーアナウンサー

小林麻央ちゃんの影響を受けた点が大きいかもです。

 

小さい子供や家族のことを考えると

胸が痛くなるばかりです。

 

さて、今回は

健康保険の医療費について少し記述しておきます。

 

夫さんが昔入院したことがあったり、

自分が帝王切開の手術になる場合のことを考えて

本当、いろいろと勉強しました。




 

高額療養費制度

この制度は

超簡単に言うと、

払いすぎた医療費を

返還してもらう制度。

 

もうちょっと詳しくいうと

ひと月の上限額がそれぞれ設定されていて、

ひと月に支払った費用が超えた場合に

返ってくるというもので。

その上限額というものはこちら

5段階に分かれていて、

年収によって上限額が変わります。

そして、この右側の計算。

おそろしく面倒くさいですね…。

区分エと区分オについては計算式は関係ないのですが、

区分ア~ウまでの方については

この計算式をわかっていないと、

本当の上限額がわからないのです。

 

まず区分ウの方を例に挙げると、

80100円+(医療費-267000円)×1%

が上限額となるため、

必ず、80100円が上限額とは限りません。

 

ほとんどの方はおそらく、

医療費の負担は3割だと思います。

その3割負担で負担している金額が、

この式の「医療費」に入ってくるわけではないんです。

 

はい、すでに分かりづらくなってきましたね…。

 

この式の「医療費」は

10割負担の総医療費のことを言います。

 

つまり、入院して手術をしたとしたら、

その自費で点数がでていると思うので、

それで計算ができます。

 

請求書や領収書を持っていたらわかると思いますが、

10割で必ず記載されていると思います。

 

もし、10割で記載されていない場合、

点数で記載されているかもしれません。

 

点数とは何かというと、

保険医療には、すべて点数がつけられていて、

入院でもそれぞれの手術でも、

その施術された項目の点数を足した分が

総医療費となるのです。

 

ただ、点数とは、そのまま円に直せませんので、

1点=10円と換算します。

そうすると、

10割の自費の金額が出るんですね。

 

やっと医療費が求められましたね。

 

ということで、

医療費から267000円を引いた金額の1%が80100円に

加えられ、それが上限額となるんですね。

 

例えば、自費(10割負担)で100万円かかった

医療費があった場合、

窓口負担では、30万の請求があります。

 

【区分ウの方の場合】

80100円+(100万-267000)×1%

と、このように計算式に入れます。

そのまま計算しますよ~。

80100円+(100万-267000)×1%

=80100円+(733000円)×1%

=80100円+7330円

87430円

 

この金額が上限額となるため、

窓口で支払った30万円から、

87430円を引いて

21万2570円が高額療養費として

戻ってくるということになります。

 

また、この金額が返ってくるのは、

基本的に保険者に請求して、

大体3か月後くらいに

指定した口座に振り込まれることになります。

 

一度支払って、あとから返ってくるこの制度、

実は、

前もって手続きをすることで

上限額までで

窓口からの支払いをストップすることができます。

 

その手続きは、

加入している保険者によって違うので、

確認して、保険者に問い合わせをしてみてくださいね♬

 

基本的にこの手続きについては、当月中の手続きとなるため、

医療機関によっては、

当月中に証明書を出さない限り

この適応にはならないので、

病院にかかる際には

覚えておかれると助かると思います。

 

ということで、少し回りくどくなりましたが、

帝王切開の場合、

この保険適応の手術となるため、

高額療養費の対象となるのです。

 

帝王切開の予定とわかっている方は

この手続きをされておかれるといいかもしれません!

 

ただ、ここで忘れてはいけないのは、

帝王切開の場合、

分娩費用はやはり自費になるため、

全ての医療費の内訳としては、

自費となる部分がありますので、

必ず確認してくださいね。

自費の部分は

高額療養費の対象外となりますので、

悪しからず…。

 

また、69歳以上の方の高額療養費についてはこちら。

 

しかし、平成29年8月から上限額が変更になるようです。

 

医療情勢はどんどん変わっていきます。

これから、また、平成30年にも

また、金額の設定が変更になると見直し案が出ています。

 

実際、どうなるかわかりませんが、

今後についても少し、

社会保障をも追っていきたいと思います。

(詳しくは厚生労働省のホームページへ)

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